7/27MAMEHIKO東京・銀座様で開催致しましたコンサート「ひかり、あつめ〜3人のソプラノとピアノで紡ぐ言の葉〜」が無事に終演致しました。
猛暑の中お越しくださいましたお客様、お心を寄せてくださった皆さまありがとうございました。
片山柊さんの繊細さと気品、遊び心のある素晴らしいピアノの支えのもと、ソプラノ三人の音色の違いや溶け合い、バロックから日本歌曲のプログラム構成、奏者4人の柔らかな雰囲気を楽しんでいただけたと、お客様からあたたかなご感想をいただけ、とても嬉しくほっとしております。
今回のコンサートは会場であるMAMEHICO東京・銀座様の柔らかく注がれる光の印象から、ソプラノ3人でのコンサートを企画し、ゲストピアニストで作曲家である片山柊さんの作品「雨、雨の日」と出会い、コンサートの核が決まりました。
片山柊さんの作品には問い掛けと葛藤と純粋な願いがあり、作曲家自らのピアノ演奏のもと初の女声ソロ三声での演奏を披露出来るということも光栄であり熱量を持ってこの作品に取り組みました。
こちらは録音撮影した動画をそのうち披露させて頂こうと考えておりますので、ぜひお楽しみにしてください。
岡村は片山さんの歌曲集「四つの思い出」より”枕上口占”というソロ曲も歌わせて頂きました。三好達治の詩に付曲された思索的で成熟した精神性とロマンティシズムを持つ作品で、未熟な自分にはまだ難しく苦戦しましたが、感銘を受けた作品に取り組ませて頂け、なにより光栄でした。
片山さんにはバロック作品のリアリゼーションも考えて頂き、美しいピアノソロもコンサートに添えていただきました。
そして大好きなソプラノの西谷奈菜ちゃん、大森彩加ちゃん音楽家としても人としても尊敬するお二人との3回目の共演。
お心の大らかさや優しさがそのまま声になったようなお二人との時間は今回も合わせから本番まで幸せな時間を過ごしました。そして歌に真摯に取り組む二人から今回も学びをたくさん頂きました。
改めて共演のお三方、細やかなサポートをしてくださいましたMAMEHICO銀座様、支えてくださいました関係者の皆様に感謝申し上げます。
またこんな楽しいコンサートが企画出来たらと思いますので、今後も応援を頂けましたら幸いです。
2024.8.6 岡村正子